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お父さんと娘

支援は自ら道を歩み始めるそのときまで。
どこまでも、そしていつでも振り返ることができる、その毎日の小さな支援の積重ねが、利用者さまの未来を創る。

 

幼児期から青年・壮年期まで。

ひとの成長には本来、卒業によって区切られるような決まった時間の流れはないはずです。障がいを持っていたり、どこか他人とちがうことで生きづらさを感じている人、そのご家族に安心して自分の時間を見つめ、ゆっくり慌てず成長していくことができる場を-ー私たちが社会に提供し続けたい価値です。

​利用者もやがてこの場を離れ、その先に広がる新たな世界を前にする日が必ず来ます。この場で過ごした時間、記録に刻まれた情報はいつでもその方を生涯支える力となり、いつでもそこに立ち返る基盤となることでしょう。両親が先立ち、寄り添ったの職員が代わってしまっていたとしても、その人がどのように成長していたのかを知っている場所がある。

​私たちの目指す支援の姿、心にひめた遠い約束です。

私たちは就学前のお子様から、成人し就労してゆくまでの道のりを、切れ目なくサポートしてゆく体制を目指しています。

 

事業を開始してすでに長い時間が経過し、すでに多くの方の支援・サポートをさせていただいております。その方々の成長とともに、私たちに与えられた課題は形をかえ、結果、複数の事業所を運営してゆく体制に移行しております。

事業の体制だけではなく、提供する支援内容についても、ひとりひとりの人生の一部をお預かりしているだという最も大切なポリシーを忘れることなく、これからも研鑽を続けてまいります。

 

 

​共に生きるということ

生まれながらに運動機能に問題を抱えている幼児

幼稚園に通うなかで、どうしても周りと良い関係が築けず孤立する児童

感情のおもむくままに行動してしまい、クラスの授業を受けることができない少女

​自分の関心があるものにのみ没頭し、他の学習はほぼ苦痛としか感じられない日々を送る中学生

そんな彼らとともに一日、一日時を重ねる。彼らの毎日の出来事に一喜一憂しながら。

彼ら一人一人のそれぞれの前進とは何か、小さな一歩を彼らは今日、踏み出すことができたのかと自問自答しながら。

そして彼らの母、父、家族、教師たちとともに、彼らの未来に期待を膨らませながら。

仕事に打ち込みすぎ、燃え尽きてしまった男性

社会とかかわりたい気持は人一倍強いのに、治療中の病がそれを許してくれない女性

自身の才能に気づくことができず、自信を失っていた青年

かれらに何があったのか

それを深く探るよりも、今の彼らをありのまま受け止めること

あわてることなく、彼ら、一人一人異なる時間の流れを感じ取ることにフォーカスしてゆく

彼らが生きる糧を自ら掴み取る、その日まで

 

​人はそれぞれのトラック上のハードルをいくつも越えながら生きていく

斜め後ろを走る伴走者の存在が、その人に困難を超える勇気と未来を生きる希望を与える

伴走者はたとえ途中で伴走をリレーしたとしても、勇気と希望を与えた喜びに包まれながら毎日を生きるであろう

伴走者として支えたこと、それが自分の生きる糧になる

共に生きるということ

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